クロールのターンのやり方

ターンと言っても、いろいろありますね。まあ、ただたんに折り返すだけなら

そんなに気にしなくていいけど、でもタイムを縮めたい!!かっこつけたい!!

と思ったなら、コツを知らないとうまくできません。

ひとくちにターンと言っても、な、なんと、200m個人メドレーを泳ぐだけでも7種類。

100m個人メドレーでも、3種類は覚えないといけません。

またクロールのターンだけでも、

ノーマルターン、クイックターン、スピンターンと3種類あるんですよ。

とりあえず、1番、質問の多い、クロールのノーマルターンと、クイックターンについて説明します。

クロールのターン (ノーマル)

クロールのターンの中の1番最初に覚える、手をついて回るノーマルターンです。

でも意外とうまくできない人が多いですね。それにもコツがあるんですよ。これもうまくできると

とてもカッコよく見えるんですよ。この文をよーく読んで、その通りにやってみてくださいね

 

① クロールで泳いできて、どちらの手でもいいので、壁に手をつきます。

     ・このときのポイント…手をついたら、必ず顔を水の上にあげます。

② そして足をひきつけて壁につけます。また手をついている反対の側の手をうしろに伸ばします。

     ・このときのボイント…

        壁に足をつけている時、クロールで泳いできたスピードが遅いと手が離れてしまいます。

        ですから勢いを殺さないように手をついたらすぐに足をつけるようにします。

       コツ…手を伸ばしたまま壁につくと手が離れやすいので、やや肘を曲げるといい。

        そして、すぐに手で壁を押すと、その反作用で足が壁につけやすくなる

③ 壁につけていた手を前に出します。

     ・このときのポイント…手を前に出す時は、壁を押して、その反動を利用するといい。

        また手を前に戻す軌道は、空中を通ります。

        前に手を出して水に入れる時、パチンと水をたたくとカッコイイ。。(それやっても速くならないけど)

         姿勢…体は横向き

         コツ…①の時に出していた頭を手が前に行くと同時に水中に入れます。

         注意…この時に、壁を蹴らない。(とっても多いミス)

            しっかり水の中に潜ってから、壁を蹴りましょう。

④ 前に手が揃ってから、壁をけります。(ターン終了)

     ・このときのポイント…手が揃わないうちに壁をキックすると、手を戻す時に水の抵抗を受けて、

          せっかく壁をけってえられる推進力が減退するので、手が揃ってからキックするといい

         姿勢…横向きのまま壁をけって、けのびの時に体をひねって、元に戻すといい。

これでターンができあがりです。この間、1秒でやりましょう。

 

クイックターン


クイックターンは、やっぱりかっこいいね。

あの足を上げちゃってパーンなんてターンしている人を見ると思わず惚れちゃうよ。

でも、実はそういうかっこいいターンは遅いんだ。速く実際的なターンの仕方を教えるね

まず、準備練習から。これができてから実際にまわりましょう。

① まず、まっすぐ回れるか練習しましょう。

    プールの底のラインの上に立って、水の中で前まわりしましょう。

    再び立ったときに、最初に立っていたと同じようにラインの上にたっているかな?

② 次は、伏し浮きした状態から、回って見ましょう。

    そしたら、足,または手を上手に掻いて回りましょう。また、できるかぎり速くまわれるように練習しましょう。

――― さあ、これができてから実際にターンの練習に移ります。―――

 

① クロールで泳いできて壁に近づいたらまわり始めます。

  (この距離は人によって違うので自分で確認してください)

       ポイント…まわり始めるには、リカバリーの手を直角に勢いよく水にさします。

             その勢いを使い、まわりはじめます。

             同時に反対の手で掻きながら、足も水を蹴ってまわる勢いをつけます。

             できるかぎり小さくまわりましょう。

       注意…カッコつけて,足を空中に投げて水をたたくターンは、

           ただのパフォーマンスで速いくなくて、遅いです。

② ③目をあけていて、プールの底が見えなくなったら(自分が1/4回転したら(図参考))

   左右どちらでもいいので1/4ひねります。

   そうするとプールの壁に足がついたときは、体が横に向いた状態になります。

   (目はプールの横の壁を向いている)

       注意…回転の前半にひねりをはじめないように。

       なぜ1/4ひねるのか…クロールで泳いできて、ただまわって足が壁について、

                    そのまま蹴ると背泳ぎになってしまいます。

                    ですから、再びクロールで泳ぐには、1/2ひねって下向きにならないといけません。

                    でも一度に1/2ひねって泳ぎ始めるよりも、足を壁につける前に1/4ひねり、

                    蹴ってから1/4と分けて、ひねったほうが、次の泳ぎにスムーズに入れます。

④ ⑤壁を蹴ったら、すぐ泳ぎ始めず、けのびしてから、ドルフィンキックをします。

   壁を蹴って生まれた大きな推進力を最大限に活用します。

    (ターン後、すぐに掻き始めたり,水の上に出てしまうとせっかくの推進力が殺されてします。)

  ・スタートとターンの時に生まれるスピードは、どんなに速く泳いだときよりも速いスピードが得られるので、

   キックやプルをすると、遅くなってしまいますから、けのびしてできるだけ水の抵抗を抑えます。

   キックにしても、ふつうの6ビートキックよりも、ドルフィンキックのほうが速く進むことができます。

以上でクイックターンの完成です。この間、0.5秒でやりましょう。

クイックターンもノーマルターンも基本はすばやくやるということです。

いくらきれいにできても遅かったら、意味ないじゃん。。。

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