子供たちの物語

子供は、あっという間に大きくなりますね

毎日、いろいろな出来事が、親の私たちを笑わせてくれたり、ハラハラさせたりと、いつも楽しませてくれます。

でも、時はどんどん過ぎてしまい、数々あった面白い出来事も、親も忘れてしまいます。

いま子供たちは、一番かわいいときで、そういう一瞬一瞬の出来事を覚えておきたいなあと思います。

そして息子たちが、大きくなったときに、子供のころの話を、ひとつでも多く話してあげたいですね。

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<結婚の話> らな5才頃の話

らなに、結婚したい人は、誰?と聞いてみたら、すごく恥ずかしそうに、「パが付く人・・・」と言って

そして、「パパと結婚したい」と言ってくれました。

父親としては、とってもうれしいですね。(もうそうやって言ってくれることは、ないかもしれないですが・・・)

そして、ラナにこう言いました。

パパ 「でも、パパは、もう結婚しているんだ」

ラナ 「えーーーー!! 誰???」

パパ 「ママと結婚しているんだよ」

ラナ 「えーーー、ママと~~!! そんなーーなんでママよ!! 絶対に、ママと結婚しちゃいけない~」

と、怒りだしました。

ほんと、かわいいですね。

いつか、嫌われるのかなあと、今から切実な問題です。

 

<もう自立の話?>  拓人6才・らな4才頃

寝る前に、子供たちに絵本を読んであげているんですが、(いつもはママですが・・・)

その時の出来事。

最近はまっている絵本に「おれはティラノサウルスだ」シリーズがあります。(絵作 宮西達也)

これはなかなかいい絵本で、人のやさしさ、強さなど、教えていて、すごくためになる絵本です。

ある晩、この絵本を読んであげました。

内容は、プテラノドンのお父さんとお母さんがいて、卵からかえったわが子を愛情もって育てます。

そして、もう子供が大きくなって、ある朝、子供を自立させるために、子供が寝ている間に親はどこかに飛んでいってしまいます。

目を覚ました、プテラノドンの子は、お父さん、お母さんを探すんですが、みつからず、

そのうち怖いティラノサウルスが襲ってきて、火山が噴火してと、いろいろなことがおこり、

プテラノドンの子が、お父さん、お母さんに教わってきた、やさしさ、つよさを、自分で思い出しながら、

頑張って生きていって、最後に、飛べるようになるお話なんです。

 

この絵本を、子供たちに読んで聞かせてあげましたら、プテラノドンのお父さんとお母さんがいなくなってしまうところで

子供たちは、大泣きしてしまいました。なんでいなくなってしまったのかと・・・

「大きくなったら、子供はお父さんとお母さんから離れて、生活するようになるんだよ」と教えてあげて

「あんたたちも、大人になったら、パパとママから離れて生活するんだよ。それを自立っていうんだよ」と言ったら、子供たちは大泣きしてしまいました。

娘のらなは、「らなは、絶対に大きくなっても、パパとママから離れないから~~」と大声で泣き

息子の拓人は、無言で、布団にもぐって、おいおいと泣いてしまいました。

まだ子供たちは、6才と4才。自立の話は、まだ早すぎたかなっと、ちょっと後悔、

また、こんなふうに言ってくれる子供たちをもって、幸せな時間だなあと、父親冥利につきるひと時でした。

 

でも、このシリーズの絵本、なかなか親も考えさせられる本だなあと、つくづくいい本に出会えたなあと、うれしく思いました。

そのうち、パパやママなんか、うるさいって、自分から家を出でしまう時がくるのも、そう遠い日ではないような気がして

今、この瞬間の出来事を、長く記憶にとどめておきたいなあと思います。  いつまでも、いい子で育ってね。

 

<ムシキング事件> 拓人4才

ムシキングというカードゲームがあります。

子供たちが、そのカードを集めてゲームセンターなどで対戦したり、コンピューターと勝負したりします。

そのムシキングのカードは、数百種類あり、それぞれに強さがあり、強いものほど価値があります。

価値のあるものは、オークションやカードを高値で売買され、みんなカードをホルダーに入れて集めています。

 

まだ幼稚園の年中の頃の拓人の出来事でした。

拓人は、まだムシキングのゲームもはじめたばかりで、カードの強さとかよく分からない頃でした。

カードは、100円でゲームをすれば、一枚でてくるんですが、それではなかなかカードが集まらないので

近くに、「なんでも鑑定団」という、ムシキングのカードが買えるところがあるので、息子とでかけました。

 そこには、たくさんのカードが売られていました。高いのは1枚で4000円~6000円もするのもあり

息子の拓人は、たくさんのカードの中で目をキラキラ輝かせて、どれを買おうか、一つ一つ丁寧に見ていました。

まだ拓人は価値が分からないので、高くて1枚しか買えないものよりも、200円で20枚入っている安いカードを見ていました。

そのカードは、籠にたくさん入れられて、20枚ごとに袋に入れられていました。

20枚重ねて入っているので、その袋にどのカードが入っているかは、最初の1枚しか分からないものでした。

それでも、息子の拓人は、その籠の中のカードを、一つ一つ丁寧に見て、吟味し、どれにしようか、なんどもなんども

見比べて、軽く30分は、その場にいて選んでいました。

 親の私たちは、その拓人の真剣なまなざしに、じれったさも感じながら、ほほえましく見守っていたんですが

そこに、小学生の一団が入ってきました。そして拓人が真剣に選んでいるのを見て、その中の一人の子が

「これはザコばっかりだ」と友達と話して、去っていきました。

それを聞いた拓人は、一瞬ボーゼンとした表情になり、すごく悲しそうな顔になりました。

それを見ていた私は、とても拓人が可哀想になり、いくらザコかもしれないけど、30分も真剣に選んでいる幼い子供の心を

小学生に踏みにじられ、親として非常に、その心無い言葉を発した、小学生に怒りを感じました。

まあ、といっても、その小学生も子供なんで、本当のことを言っただけなんで、そんなに怒ることもないのですが、

自分の子供が悲しい思いをさせられてしまったというのが、非常に、思い出のシーンとして残りました。

  その後、1ヶ月くらいしたときに、ゲーム機から、なんとかゾウカブトというカードが出てきて、4000円の価値のものが

手に入り、とてもよかったです。が、、、、そのカードがちょっと置いた隙に盗まれてしまいました。

はあ・・・カードごときに、怖い世界です。

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